みなさんこんにちは
管理栄養士便りを担当している管理栄養士のTです。
この間、祖母の家で柿をもぎに行ってきました。(写真参考)
柿は今が旬でとても甘く美味しかったです。
そんな今回は糖尿病患者さんに関連する果物特集です。
果物は食物繊維など体の機能を整える栄養素を含んでいます。
糖尿病の栄養指導では果物を毎日摂取することをおすすめしますが
患者さんの中では血糖値が上昇するのではないか、体重が増えるのではないかと
控えている方が多いかもしれません。
(果物の代表的な栄養成分)
ビタミンC
効能) 免疫力を高めたり、皮膚や粘膜を強くします。鉄分の吸収を助けて作用があります
多い果物) キウイフルーツ・柿・いちご
ビタミンB6
効能) たんぱく質の素であるアミノ酸や脂質代謝、感情や精神ストレスに関係
多い果物) バナナ、キウイフルーツ、メロン
食物繊維
効能) 便秘改善、腸内細菌を良好にする、血糖値の上昇を防ぐ
多い果物) ブルーベリー、キウイフルーツ、プルーン
カリウム
効能) 余分な塩分を排泄する
多い果物) バナナ、キウイフルーツ、メロン
フラボノイド
効能) 免疫力を高めて筋肉の炎症やストレスを軽減させたり、老化や認知症を予防する効果
多い果物) いちご、ブルーベリー、もも
(糖尿病患者さんにおいての1日の果物の量)
「健康日本21」においては「果物は1日200gを摂取する」とされています。
糖尿病の患者さんにおいては1日1単位(80kcal)としています。
【1単位(80kcal)分の目安】
★柿・約1個(150g)
★りんご・1/2個(150g)
★バナナ・1本(100g)
★みかん・2個(200g)
(果物を食べるおススメ時間帯)
朝や昼がおすすめ!→短時間でエネルギーに変換されやすいので活動量が多い朝や昼に。間食としてとるのも♪
(果物の上手な保存方法)
果物が食べきれなくて困ることもあるかもしれません。
果物は冷蔵や冷凍など適切に保存することによっておいしく食べることができます。
ぜひ参考にされてください。
かき(柿)
冷蔵・・・ヘタに濡らしたキッチンペーパーをかぶせて一つずつラップで包みます
冷凍・・・皮をむいてヘタを取り除きくし型に切って重ならないように冷凍します。
りんご
冷蔵・・・りんごはエチレンガスを発生させるのでそのまま冷蔵庫内の他の食材を熟成させたり痛みを早めたりするのでポリ袋にいれてヘタを上向きにしましょう。
冷凍・・・冷凍にはあまり向かないので冷凍したものをすりおろして肉料理の下味に使うとお肉が柔らかくなります。
簡単「フルーツ入りフローズンヨーグルトの作り方」
材料)砂糖が入ったタイプのヨーグルト200g
キウイ3個(皮をむいていちょう切りにする)
作り方)上記の材料をただ混ぜ合わせて凍らせるだけ
注意)プレーンヨーグルトは分離するので冷凍には向いてません!