天然の素材からうまみ成分を抽出したスープが「だし」です。
今回はいろんな出汁の特徴を紹介します。料理によって色々使い分けてみても面白いですよ。
●出汁の効果●
・だしの成分が満足感を持続させ過食を抑える
・塩分を控えることができる
・精神的なストレスを軽減する
・正しい味覚を感じることができるようになる
かつおだし(鰹節)
かつお節にはイノシン酸やグルタミン酸などいくつかの旨味成分が含まれていますが、
イノシン酸の含有量が豊富です。
香り成分も90種類以上含まれています。
【特徴】
かつおだしに含まれるヒスチジン等が血流を促す作用があり、疲労回復効果があります。
こんぶだし(昆布)
十種類含まれるアミノ酸がうま味です。
その中心であるグルタミン酸は食品の「うま味」の存在を発見するきっかけになった成分で、
鰹節のイノシン酸や干ししいたけのグアニル酸と組み合わせると相乗効果で
美味しさを大きくアップさせます。
【特徴】
昆布に含まれるネバネバ成分が、過剰な脂肪の吸収抑制し、血糖値の急激な上昇を抑えます。
いりこだし(煮干し)
煮干しとは、カタクチイワシなどの魚介類を加熱して乾燥させたものです。
煮干しのだしは、みそやしょうゆと相性が良いです。
【特徴】
カルシウムが豊富に含まれます。カルシウム不足を補うには最適です。
またいりこだしの原料であるイワシには
脳や神経組織の発育・機能を高めるDHAや血液をさらさらにしてくれるEPAが入っています。