「年末年始を過ごしかた~食事編~」
年末年始は、クリスマスや忘年会、新年会等イベントがいっぱいの時期です。
暴飲暴食はよくありませんが、必要以上に制限する必要もありません。
あらかじめ食事療法を意識しておくことで対応でき
楽しく充実した年末年始が過ごせると思います。
食事でのポイント!
① 野菜から食べましょう
野菜を先に食べることで血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
② 自分が食べる量だけ最初に取り分けましょう。
取り分けることで食べ過ぎ防止につながります。
③ お酒との付き合い方
糖尿病患者さんの飲酒では、血糖のコントロールが良好であり
肝機能障害がない等で主治医が認める場合のみ
1~2単位の範囲内(ビール200mlや日本酒70mlが
1単位(80キロカロリー)に相当)で許可されます。
また、インスリン投与中であったり、経口血糖降下薬を服用中の患者さんにおいては
低血糖のリスクが高まるため
「お酒を飲むからご飯を減らす」といった行動はしないようにしましょう。
※お正月のお餅の適量と食べ方について※
市販されているお餅は、切り餅1切れがだいたい50gで、約120キロカロリーあります。
【ごはんのエネルギー】
100g(軽く1膳)・・・160キロカロリー
150g(しっかり1膳)・・・240キロカロリー
200g(山盛り1膳)・・・320キロカロリー
【市販のお餅のエネルギー】
50g(1個)・・・120キロカロリー
100g(2個)・・・240キロカロリー
150g(3個)・・・360キロカロリー
市販のお餅2個で、ごはんしっかり1膳と同じエネルギーです。
1食分の目安として約2個あたりが望ましいです。
ご自分でお餅を作っている方は、大きさが違ってくるのできちんと計量しましょう。
<お餅の食べ方>
きなこ、砂糖、あんこは大さじ1で約35~50キロカロリーあります。
甘い味付けはなるべく避けましょう。
お勧めの食べ方としては
野菜たっぷりのお雑煮に入れたり、大根おろしと納豆と一緒
に食べる方法です。
満足感もあり、たんぱく質も一緒に摂れるので栄養的にも優れています。
ぜひ試してみて下さい。
楽しい年末年始をお過ごしくださいね♪
次の管理栄養士のブログもお楽しみに!