2025/5/14 「アスパラと グリンピース」 129
- 楢﨑内科医院
- 5月14日
- 読了時間: 2分
更新日:5月26日

春から初夏にかけてが旬の時期のアスパラとグリンピース。
この2つの野菜の特徴として疲労回復効果がどちらともあります。
今が旬のアスパラとグリンピースをぜひ食べて心も体も癒されてくださいね。
アスパラ

【アスパラの栄養効果】
アスパラは抗酸化作用のあるカロテンやビタミンCの他、細胞を新しく生成し、新陳代謝を促す成分として注目の葉酸を摂ることができます。
葉酸
ビタミンB群の一種類で赤血球をつくる他、たんぱく質の合成にかかわる栄養素です。葉酸が不足すると口内炎や胃潰瘍になりやすくなり抵抗力が落ちやすくなります。ひどいときは貧血になります。また、喫煙習慣や多量の飲酒の他、年齢が高くなることが原因で不足する傾向があります。
葉酸は水溶性のビタミンなので調理の際に出てしまいます。鍋に入れる程度の長さに切ることで葉酸の損失が少なくなります。
★1食で摂りたいアスパラガスの目安量(1人分30~40g(2本分))葉酸1日分摂れます
アスパラギン酸
疲労回復、スタミナ増強効果があります。アンモニアを体外へ排出する作用があります。

ルチン
穂先に多く含まれています。血管を丈夫にする効果があり動脈硬化の予防に効果があるといわれます。
【アスパラガスの豆知識】
アスパラガスは叩いて切る
アスパラガスは叩いて切ると、火の通りが良くなり味がしみやすくなります。
濡らした新聞紙で保存
濡らした新聞紙で包み、立てて冷蔵庫に保存しましょう。
グリンピース

【グリンピースの栄養効果】
野菜の中ではたんぱく質、糖質、ビタミンB群が多いです。
ビタミンB群は糖質、脂質、たんぱく質がエネルギーに変わるのをサポートするので疲労回復効果があります。鉄、亜鉛、食物繊維も多いです。
【おすすめの食べ方】
ビタミンB群は水に溶けやすいので、茹ですぎに注意してください、ゆで汁ごと食べれるスープが栄養素がむだなくとれるのでおすすめです。

【グリンピースの豆知識】
胃腸の働きを高めて消化吸収を促すと中国医学では考えられています。
また「気」の巡りを良くする作用もあります。ニンニクはその作用を高めるとも言われています。ストレスによる食欲不振や気分の落ち込みにグリンピースを入れたスープはおすすめです。