ご飯は「血糖値を上昇させてしまうのでは!?糖質が多いのでは!?」
とご飯を食べない方が多いです。
ご飯の糖質の量については
主食別、食品別にみても極端に多いわけではありません。
お米の食物繊維は皮や胚芽の部分が含まれ
中にある糖質のでんぷんを覆っているのででんぷん消化吸収されるのに時間がかかり
血糖値の上昇を穏やかにしてくれるのです。
また、お米は満足感があり、お菓子などの間食を減らしてくれます。
さらに、お米は食べ方や他の食品の組み合わせで
血糖値の上昇を穏やかにすることができます。
いくつかご紹介します。
★玄米や雑穀ご飯にしてみる★
玄米や雑穀入りご飯は
白米に比べて食物繊維が高いため
食後の血糖値が上昇しにくくしてくれるメリットがあります。
★炊き込みご飯・混ぜご飯にしてみる★
食物繊維が豊富な食材(きのこ等)を
組み合わせた「炊き込みご飯」や「混ぜご飯」はおすすめです。
味付けは薄めにして、良く噛んで食べるようにしましょう。
★冷ご飯にしてみる★
冷めたご飯には、「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」
という物質が豊富に含まれています。
これは、普通のでんぷんと違い
消化されにくく、そのまま腸に届きます。
でんぷんなのに食物繊維のような働きをしてくれます。
そして、血糖値の上昇が穏やかです。
冷めたご飯と聞くと抵抗がありますが、寿司飯などは
レジスタントスターチ」が働いている一例です。
ご飯は炊きたてが美味しいですが
食べ方の一例として覚えていただけたら良いと思います。
次回の管理栄養士のブログをお楽しみに